Leçon 2 の続きで、トマ君の本領発揮な場面。
電車が遅れて遅刻したトマ君が同僚に言い訳しています。
C'est pour ça que j'arrive si tard. Je n'y suis pour rien!
そのせいで到着が遅くなったんだ。僕のせいじゃないんだから!
この表現は知らないとわからないですね。辞書を見ると単独の表現として載っています。
Je n'y suis pour rien! = それは私のせいではない
これのもとになっているのは
y être pour quelque chose = ~にいくぶんの関わりがある
という表現だそうです。インターネットで探してみた例文はこんな感じ。
Au-delà des efforts de la province, des municipalités et des entreprises, je crois que le gouvernement fédéral doit y être pour quelque chose.
州や市や企業の努力だけでなく、連邦政府も何らかの関わりを持つべきだと考えます。
カナダの下院(庶民院、Chambre des communes)の議事録の一説です。そういえば、カナダって連邦制でしたね。