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Channel: えるらだんのフランス語日記
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中級フランス語文法講座復習 15-5:値しません

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さて、ラファエル君、マンガの研究を提案したときの先生の様子をこんな風に言っています。

Il m'a regardé d'un air de mépris, comme si c'était un art futile, qui ne méritait pas qu'on s'y intéresse.

僕を軽蔑するような様子で見たんだ。まるで、そんなのは、興味を持つに値しない、くだらない芸術であるかのように。

この「~に値する」という意味の mériter は、英語の deserve とほぼ同じ使い方をするようで、悪いことに相応しい場合にも、良いことにふさわしいことにも使えるみたいです。ということで、いくつか例文を探してみました。

 

Ce livre mérite d'être lu.

この本は一読の価値がある。

このように、モノが主語で不定詞を続ける場合には、受動態になることが多いとのこと。本は読まれるものだから、まあ、当然ですね。これを文章にすると、

Ce livre mérite qu'on le lise.

となります。que節の中は接続法になることに注意が必要。主語が on なだけで意味は受動態ですね。

 

直接目的語として名詞をとる場合もあります。

L'endroit mérite un détour.

この場所は、わざわざ行く価値がある。

そして、悪いことにふさわしい場合にも使います。

Ses actes méritent des reproches.

彼(女)の行為は非難されて当然だ。

 

次に、人が主語の場合の例。

Elle ne mérite pas le mari qu'elle a.

彼女は夫にふさわしくない。

人が主語の場合には「~にふさわしい」という日本語がしっくりします。

 

 

 

 

 


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