さて、憤懣やるかたないラファエル君のセリフの最初で、
Franchement, ...
正直言って、・・・
と言っていましたが、このような、文全体を修飾する副詞の中で注意した方がいいのはこちら。
Peut-être qu'elle s'est perdue.
もしかしたら彼女は道に迷ったのかもしれません。
文頭に副詞を置くとき(多くの場合、話者の判断を示すとき)、たいていの副詞は単に文頭に出すだけですが、peut-être の場合には、話し言葉では que をとるそうです。
さらに、書き言葉では、たいてい、主語と動詞を倒置します。
Peut-être s'est-elle perdue.
この場合、代名詞でない主語の場合には、一度代名詞で受けてから倒置します(倒置疑問文の時と同じ)。
Peut-être Clara s'est-elle perdue.
もうひとつ
Peut-être sa voiture a-t-elle eu un accident.
もしかすると彼の車は事故にあったかもしれない。
。。。ややこしいですね。
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