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Channel: えるらだんのフランス語日記
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時事読解講座 第3回 Halloween en France #3

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今回もハロウィンの文章の続き。今回は、ヨーロッパの古い風習がハロウィンの元になっていることを解説した文章でした。子どもたちが行列して行進する、というお祭りは、ヨーロッパのあちこちにあるんだそうです。まあ、日本でも子供は山車を引きますしね。宗教的な背景は違っても、やることはどこでも同じということでしょうか。

 

今回も解説ポイントはたくさんあったので、いくつかピックアップしてみます。

 

En Allemagne, il existe la procession des lanternes, portées par des enfants, qui a lieu la veille de la Saint-Martin, le 10 novembre.

「ドイツでは、⼦供の⼿によるランタンの⾏進があり、それはサンマルタン(収穫祭)の前⽇である11⽉10⽇に⾏われます」

 

avoir lieu = 〜が起こる(se produire)、催される(se tenir)

例 La guerre nʼaura pas lieu (se produira).

「戦争は起きないだろう」

例 La réunion aura lieu (se tiendra) le 1 mars.

「会合は3⽉1⽇に催される」

 

ここでは、avoir lieu は「勝手に発生する」場合にも「計画して催す」場合にも使える、というのがポイントでした。言い換えるときには単語が違うので注意が必要ということで、se produire と se tenir の違い、改めて認識しました。。。

 

 

Le succès quʼa cette fête auprès des enfants vient donc également du fait que les processions dʼenfants sont inscrites dans notre histoire.

「また、このお祭りが⼦供たちの間で成功したのは、⼦供たちの行進が私たちの歴史の中に含まれているということにもよります」

 

*auprès de... = 1.〜の近くに(près de, à côté de)、2. 〜のもとで、3.〜を対象として、4. 〜の間で、5. 〜と⽐べて

例 auprès des enfants = avec les enfants 「子どもたちの間で」

例 un sondage réalisé auprès de 1000 personnes「1000⼈を対象に⾏われた調査」

 

*venir de ... = 〜に由来する

=résulter de..., tenir à ... ,

(固い語としては… dériver de, découler de, émaner de, provenir de...)

例 Votre fatigue résulte du surmenage.

「あなたの疲れは働きすぎによるものです」

 

 

またも auprès de です。講師の清水先生も、この言葉を仏作文で使うのは難しい、と言っていたので、やっぱりそういうものだ、ということで、出てくるたびに用法に慣れていくのが良いように思ってきました。でも、「~の間で」(among)という意味で出てくることが多い気がします。単に触れた量が少ないだけかもしれませんが。

 

あと、venir de が場合によっては「~に由来する」という意味になるのは、まあ、何となくわかりますが、類義語として、résulter de ... (~から帰結する) と tenir à ... (~に存在する)の2つの方向がある、というのは面白いな、と思いました。

 

 

 


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